【質問】頸椎椎間板ヘルニアで接骨医院や整形外科を受診した場合、国民健康保険は適応されますか? 長時間のスマートフォン操作にプラスして、 仕事でも家でも寝る寸前までパソコンの前で操作をしていたり してたら、最近、首が痛くてなりません。 凝っているというのははるかに超えていて、顔を横に向けたり 首を上下に動かすことも痛くてままならないくらいです。 今、急増している「ストレートネック」ではないかと言われますが、 自分では頸椎椎間板ヘルニアではないかと思っています。 というのも、痛みの度合いが、刺されるような痛みの時があるからです。 夜も、ウトウトしては首の痛みで目が覚めてしまう、 そんな日が続いています。 こうやって自然治癒を待っていても、苦痛なだけなので 早いところ病院へ行ってみようと思っていますが、 どこに(何科)にかかれば良いのは正直分かりません。 頸椎椎間板ヘルニアの可能性があるとした場合、 接骨院や整形外科で初診してもらうのがいちばん良いのでしょうか? ちなみに接骨院や整形外科は国民健康保険は適応されますか? 両方とも適応される場合は、接骨院と整形外科、どちらが良いですか? また、他にこんな医療機関にかかるといいよ、というような 医療機関がありましたらぜひ教えてください。 よろしくお願い致します。 ■あなたもスマホ症候群かも? スマホ症候群という病気をご存知でしょうか? 現代病とも言える病気の一つで、スマホを長時間使用することで起きる諸症状を言います。 長時間うつむいたままスマホやiPhoneを操作している人も少なくないと思います。 前はずっと同じ姿勢でスマホを使っていても平気だったのに最近は体調に支障をきたす。 急に気分が悪くなったり頭痛がする、腕がうまく上がらなくなったなど、ありませんか? それはスマホ症候群が原因になっているのかもしれません。 ・スマホやパソコンを使うと肩こりや首こりを感じることがある ・パソコンを1日5時間以上使う ・姿勢が悪く、猫背だ ・天井を見ようとして上を見ると首に痛みや違和感を感じる ・目が疲れやすく、ドライアイになってしまっている 2つ以上項目に当てはまるのであればスマホ症候群の可能性が高くなります。 最近何だか調子が悪いという人はスマホ症候群を疑ってみましょう。 スマホ症候群の症状は主に肩の周りや首の周りに発症します。 痛みや痺れ、運動神経を傷つけてしまうと動かしにくくなることもあります。 ・スマホ肩、スマホ肘 スマホ肩は重度の肩こりや痛み、悪化すると腕を挙げることが難しくなります。 スマホ肘は腕の痛み、しびれを発症します。 ・ストレートネック ストレートネックはその名前の通り、首の湾曲がなくなりまっすぐになってしまうことです。 首痛、めまい、頭痛、疲れ目などが症状に挙がり、酷くなるとウツ症状も引き起こします。 症状は人により変わってくるので病院で診察するのが良いと思います。 スマホを長時間使い続けるだけでこのような症状が発症してしまいます。 症状の悪化や発症を防止するためにも意識して姿勢を正しくすることを心がけましょう。 ■頚椎椎間板ヘルニア 頚椎椎間板ヘルニアは椎間板ヘルニアが首部分で起きている状態を指します。 椎間板は中心部の髄核と周りの硬い壁の繊維輪で構成されています。 髄核が繊維輪を突き破って飛び出してしまった症状を椎間板ヘルニアと言います。 首の頸椎でこの症状が起きることを頚椎椎間板ヘルニアと呼びます。 椎間板ヘルニアには膨隆型と脱出型という2種類の症状があります。 脱出型はその名前のとおり髄核が繊維輪を破って飛び出した状態。 髄核が神経根を強く圧迫するため激痛を伴います。 しかし髄核をもとの場所に戻せば良いだけなので、症状の緩和は比較的早くなります。 膨隆型は脱出型とは異なり、繊維輪が変形してしまい、髄核と繊維輪が一緒に飛び出します。 そのため神経根を強く圧迫せず、弱い痛みが長く続きます。 膨隆型は脱出型と違い、慢性化する可能性が高くなります。 専門医への早めの受診が早期回復へ繋がります。 ■治療方法は? スマホ症候群も頚椎椎間板ヘルニアも筋肉と関節に関わる病気です。 整形外科での診療が良いでしょう。 整形外科では初めにレントゲン写真を撮影します。 レントゲンで判断出来ない場合はMRIやCT撮影が行われます。 治療は投薬で経過を診ることが多くなります。 痛みどめなどで症状を緩和させて急性期を過ぎたころにリハビリに入ります。 牽引や電気療法で血流を良くして細胞の回復を促します。 また、マッサージやストレッチを取り入れる病院もあります。 安静にして経過を診ても症状が変わらない場合、手術を行います。 担当のお医者さんと詳しく話してみてください。 |