【質問】頸椎症性神経根症での入院の、一般的な期間はどれくらいですか? 頸椎症性神経根症のため、入院をしました。 とにかく病院が嫌いで、今すぐにでもここから逃げ出したいくらいです。 いくら消毒してあるとはいえ、人が使った布団やベットで寝て、 トイレは共有、お風呂も共有、洗濯物は家族が持って帰ってくれますが 息がつまりそうなくらい病院はイヤです。 古いかもしれませんが企業戦士でした。本当に働くことが好きで 忙しいのが好きで、じっとしているのが大嫌いで。 だから自分の初期異変にもあまり気づかなかったのかもしれません。 最近腕が痛いなとか、しびれがくるなとか、そんな感じの症状だったので 疲れたのだろうとあまり気にしませんでした。 それが痛み以上にしびれがきつくなってきて、それが腕全体から手のひらに きて、指先までしびれるようになりました。 それでも放っておいたら、指先を動かすのが困難なくらいしびれてきて それが1日中続くのです。 もうこれは限界だと思い病院へ行ったら、頸椎症性神根症だと診断され即入院となりました。 手術などの必要はなく、薬の服用と安静だけでいいとの話でしたが、 どれくらい入院するのかは、経過をみて行かないとと言われるだけで具体的な日数は教えてくれません。 入院するほどの症状ではないのに、家で安静にしてください などと言われても、 私が家でおとなしく安静になどしてはいないだろうと、 家族の意向で入院させたのかもしれません。 とにかく1日も早く退院したいと思っております。 そこで教えてください。 頸椎症性神根症で入院した場合、平均はどれくらいで退院できるものですか? 分かる方、どうか教えてください。 よろしくお願い致します。 ■頚椎症性神経根症って? 頚椎症性神経根症とは、首の骨や首部分にある椎間板が変形することでおきる疾患です。 椎間板とは背骨と背骨のクッションの役割を担ている軟骨の一種です。 この椎間板が変形することで神経根が圧迫されて痛みが生じます。 主に中年から中高年の人に多く発症する疾患です。 原因は加齢による頚椎症が主に挙げられます。 頚椎症とは椎間板の膨隆したり、骨のとげの形成が変化したりすることです。 頚椎症の発症により、神経根が刺激を受けて圧迫されることで起こると言われいます。 その他、遠近両用メガネで顔を反らせて長時間パソコンを見ていることも原因の一つです。 長時間同じ姿勢でいたり、重い荷物を持つことが多かったり、寝違いも原因になります。 首の老化は20代から始まると言われており、40代には変形し始めるのです。 身体のなかでも首は弱い場所です。 正しい姿勢をとる、一定時間おきに軽い運動をするなどの心がけが大切です。 ■どんな症状? 頚椎症性神経根症の症状は肩や腕の痛みが多く見られます。 また、腕や手指の痺れなどもあり、重度なものから耐えられないものまで様々です。 猫背だから、首が前に出ているから、という理由で無理な運動をすると悪化します。 インターネットなどで配信されている首の運動で頚椎を反らせるものがあります。 頚椎症性神経根症は頚椎を反らせると悪化してしまいます。 個人の判断で矯正枕などを使用してストレッチするのは避けましょう。 首には脊髄が通っているので、沢山の神経を束ねている大切な場所です。 症状が悪化してしまうと自律神経失調症からうつ病になりかねません。 自宅でのストレッチをする場合には必ず専門医に相談してください。 ■入院期間はどれくらい? 手術方法にもよりますが、費用は30万円~70万円となります。 中には保険が適用される手術もありますし、適用されない手術もあります。 手術方法は様々で、骨移植が必要な手術もあります。 手術時間は大体1時間~3時間ほどです。 入院期間は2週間~3週間となり、術後の経過で前後します。 手術方法によりますが、中には固定装具の装着を数か月間必要とされるものもあります。 そう言われるとなにか重大な病気のようにも聞こえますが、通常は自然治癒するらしいです。 症状が出ないように首を後ろに反らさないようにするなどを心がけましょう。 場合によって消炎鎮痛剤などの投薬をされることもあります。 しかし激痛の時期を越せば鎮痛剤の服薬も落ち着くでしょう。 焦りすぎて症状を悪化させないように気を付け、気長に治療することが多いようです。 手術はあくまでも強い痛みがある場合です。 激痛に耐えられなくて日常生活に支障をきたす場合や症状の期間が長い場合です。 病期の時期を専門医と相談して、投薬治療を続けるか、手術を行うかを決めてください。 また、頚椎症性神経根症は早期発見できれば症状の軽いうちに治療することが出来ます。 しつこい肩こりや眩暈や頭痛、手足がしびれたりする場合は専門治療院で受診してください。 もしかしたら頚椎症性神経根症の可能性もあるかもしれません。 |