【質問】肩こり、首こりと息苦しさの関係は? 10年以上も肩や首の凝りに悩まされ続け、 時を同じくして、息苦しさも伴うようになりました。 息を吸っても、酸素が肺に入っていかず、喉の部分に とどまってしまう感じです。 昔、一度心配になり呼吸器内科で診てもらいましたが、 異常は特になく、精神的なものだという診断でした。 精神的なもの、と思いながらこれまで生活してきましたが 最近ネットで調べてみたら、凝りが原因で息苦しくなる 場合があるということを知りました。 凝りと息苦しさに因果関係があるとは思ってもみなかったのですが、 確かに自分はとてもつない凝性です。 仕事は一日中デスクワークですし、猫背であると当時にストレートネック持ちで、 背筋も腹筋もありません。 特に首凝りがひどく、猫背のせいか、首がいつも前に出ているような気がします。 凝りはどうにかして改善したいと思い、接骨院へ行ったり、 猫背にならないよう背筋をピンと伸ばしたり、 スチレッチボールをしたり、寝る時はタオルを丸めて首の下に敷いて眠っってみたりしています、 でも凝り以上に最近は息苦しさがひどく、泣きたくなるくらいです。本気でどうにかしたいのです。 そこで詳しい方にお聞きしたいのですが、息苦しさと凝りには関係があるのでしょうか? 私のような症状の場合、凝りを優先的に改善すべきですか? それとも息苦しさの根本的な原因を病院で診てもらうべきでしょうか? その場合、何科へ行って相談するのがいちばん近道ですか? 自分の息苦しさは凝りに原因がるのか、息苦しいから凝るのが、本当に分からなくなりました。 同じ経験をされたことのある方で、今は改善されているという方、ぜひよきアドバイスをお願い致します。 ■酷い首こり、どうしたらいいの? 仕事や生活環境で長時間パソコン作業や車の運転をしている人がいますよね。 その大半が首や肩のコリに悩んでいます。 猫背が原因で頭が前に出てきてストレートネックになってしまったり。 肩や首のコリが原因で痛みを発症してそれを庇うために他の箇所が痛くなったり。 酷いときには頭痛や吐き気、眩暈があります。 息苦しを覚えたり食べ物を飲み込むのも辛くなったりします。 ほおっておくと重大な病気になってしまったりします。 首の周りの血管には脳に血液を送る重要な役割を果たしているものもあります。 その血管の周りの筋肉が疲労して首や肩がこってしまうと血流が悪くなります。 すると脳梗塞などの脳の病気にもなってしまうのです。 早めに専門の病院に行ってお医者さんに診てもらうのが良いでしょう。 インターネットなどで調べると色々な解消法が出ています。 しかし素人知識でストレッチやヨガなどを始めてしまうと逆効果になる可能性もあります。 タオルを丸めて作る枕、テニスボールでのストレッチ。 お医者さんに相談のうえで行うのであれば何の問題もありません。 自己判断で行うと首の頸椎が逆側に曲がってしまう可能性があります。 ストレートネックも辛い症状が出ますが、それ以上に大変な症状になりかねません。 自己流で治そうとする前にまずはお医者さんへの相談が大切です。 ■何科に行くのがいいの? 整形外科や脳神経外科、神経内科など病院も色々あれば科も様々です。 肩こり、首こり、ストレートネックでの受診はまずは整形外科に行くのが良いでしょう。 整形外科ではねん挫や骨折、突き指など、骨や筋肉に関する症状を診てもらえます。 肩こりくらいで通うのはためらわれる人もいますよね。 でも整形外科の患者さんの中には肩こりや首こりで通院されている人も沢山います。 交通事故の後遺症、デスクワークでの首痛、お気軽に相談してみてください。 すでに肩こり、首こりが悪化して頭痛や吐き気の症状がある人もいます。 そういう場合は先に脳神経外科への受診をしてみても良いでしょう。 脳神経外科では文字通り脳の病気を診てくれます。 すでに血流が悪くなって脳梗塞の症状が出始めている場合もあります。 症状は詳しくお医者さんに伝えてください。 神経外科などは首こり肩こりで最初に通う人は少ないと思います。 コリからくる症状の他に神経の病気などがある場合はこちらの受診でも良いと思います。 その他にも整骨院、整体院、接骨院などもあります。 整骨院接骨院では健康保険が適用される場合もあります。 整体院では使えない場合が多く見られるので、初めに確認してみてください。 整形外科に通院しても症状が一向に変わる気配がないこともあります。 そういう場合は整体院などへの受診も考えてみても良いかもしれませんね。 ■治療にあたって気を付けることってある? 首こり肩こりは日頃の生活習慣、姿勢の悪さが原因です。 いくら高いお金をかけて通院したり治療したりしても根本を改善しないと意味がありません。 通院、治療をされている場合はお医者さんに相談してみてください。 個人でできるストレッチなどを訊いてみても良いでしょう。 また、普段動く機会が少ない人はウォーキングなどを取り入れても良いと思います。 全身の筋肉を均一化させて、部分への負担を減らすことを心がけましょう。 |