【質問】首の凝りがひどく困っています。 自宅でできてよく効く解消法を教えてください。 毎朝、首の凝りを感じながら起きています。 朝、起きると同時に首のマッサージをし、油の切れたぽんこつロボットのようなギシギシいう体を、 少しずつ動かしながら、着替えます。 正常に体が動くようになるまで、10分くらいかかります。 少し前までは、首や肩の周りが凝ってきたなと感じ始めるのは 夕方近くになってきてからでしたが、 ここ最近は、寝起きの段階で凝っています。 首を回したり、肩を回したり、腕を回したりと少しストレッチをすると 一時的に血行がよくなるのか症状が治まりますが、 またしばらくすると痛みが走ります。 事務職のため、机に座ってほぼ1日仕事をしているのですが、 やはり血行不良が原因なのでしょうか? 水泳やエアロビなどを同僚に勧められたりもしましたが、 どうもそういうものには抵抗があって通う気になれません。 漢方薬などもいいよ、などと言われたりもするのですが、 漢方薬は飲めば改善しますが、飲むのをストップしてしまったら、もとの症状が戻ってくるのだろうと思います。 家でできるオススメの凝り解消法などはないものでしょうか? 最近ふと思うのは、夕方に出る凝りの症状は単なるデスクワークによる肩こりで、 朝から感じる首の凝りは、別のところに原因があるのではないかということです。 それを知るためにも、首凝りや肩凝りに、このマッサージをやれば効く、この寝方を真似れば大丈夫、 このストレッチで解消されなければ、ただの凝りではない、 などの効果のある解消法を教えてください。 ■首こりの原因は? デスクワークの長い人や運転時間の長い人で首こりに悩んでいる人は沢山います。 長時間のパソコン作業や車の運転はコリの間接的な原因になるのです。 コリの原因は筋肉の疲労です。 パソコン作業などで長時間にわたり同じ姿勢をとっていると肩の筋肉が疲れてきます。 すると血行が悪くなって筋肉の疲労が溜まっていって肩こり首こりになってしまいます。 また、肩・首こりはストレートネックからくる症状でもあります。 頭痛や吐き気、悪化してきたら手や腕が痺れてきたりもします。 首の周りには脳へ血液を送る役割を果たしている欠陥もあります。 血行が悪くなり肩がこると脳への血液も行き届かなくなります。 そうなると頭痛や吐き気よりも重大な脳の病気、脳梗塞などにもなりかねません。 パソコン作業では不良姿勢にならないように心がけましょう。 車の運転の際は長時間の続けての運転は避け、ストレッチをしつつ運転しましょう。 ■重い症状のコリ、どうしたらいいの? コリが悪化してくると、夜の睡眠も十分にとれない日が続いたりします。 朝起きた時に疲れが残っていたりスッキリ起きれないなどの症状も起こります。 症状の改善には専門病院への通院をするのが良いでしょう。 整形外科、整体院などの病院が良いと思います。 整形外科では骨折やねん挫、関節や骨、筋肉の症状について診てもらえます。 もちろん、腰痛や肩こり、首こりなど、それにストレートネックなどでも受診している人も。 お気軽にお近くの整形外科のお医者さんに症状を相談してみてください。 整形外科では病院によりますが電気療法や牽引、それに服薬療法も行います。 そして場合によりマッサージをして血流を良くしてくれます。 血流を良くすることでコリの症状を緩和させるのです。 整形外科での治療を続けても症状が緩和されないという場合もあります。 骨が元々曲がっている、骨盤が歪んでいるなども肩・首こりへの要因の一つになるからです。 そう言った場合は整体院などへの受診をしてみても良いでしょう。 整体院では服薬治療や手術を行わずに手技での施術を施します。 身体の歪みを正して正常な状態に身体を戻してあげることで症状の緩和を図ります。 肩こりやストレートネックの症状で悩んでいる人は身体が歪んでいることがほとんどです。 正常な身体に戻してあげることで根本的に症状を改善させることが出来るのが整体院です。 ただ、整形外科では健康保険が適用されるのに対して整体院ではほぼ適用されません。 料金は平均して初診7000円、2回目以降6000円と、少々高くなります。 しかし保険の適用範囲を考慮せずに施術してもらえます。 そのため満足のいく施術を期待できるでしょう。 また、病院によっては初回クーポンなどの発行も行っているます。 ホームページなどにも載っていると思いますのでご確認してみてください。 ■自分でも症状を解消できる? 病院での治療は勿論必要ですが、自宅や職場でのストレッチなども必要となります。 しかし、あくまでもまず専門の先生に相談してから、ストレッチを行ってください。 個人的な判断でストレッチを行ってしまうと逆効果になってしまいます。 インターネットを開くと色々な種類のストレッチ方法があります。 タオルで作った枕、テニスボールでのストレッチ。 いずれも首の頸椎に直接関係してくる解消方法です。 症状が酷いときに行ってしまうと頸椎が逆に曲がってしまう可能性があります。 やりすぎにも注意です。 デスクワークの最中などに背筋を伸ばしたり肩を回してみたり。 個人で行うのなら適度なストレッチが良いでしょう。 よく首や骨をボキボキ鳴らしてしまう人もいますが、そちらも注意が必要です。 関節の炎症や損傷をまねく恐れがあります。 鳴らすクセがついている人はすぐにやめてください。 また、寝ている間にもコリが酷くて良く眠れない人もいますよね。 そんな時は専用の枕を使ってみても良いでしょう。 安眠枕やストレートネック専用の枕の紹介をしてくれる病院もあります。 症状の相談の際にお医者さんに訊いてみても良いでしょう。 治療において気を付けるべき点は日常の姿勢、生活です。 高いお金をかけてもずっと猫背ですと症状も緩和されません。 自分自身でも日頃正しい姿勢を心がけてより早い症状の緩和を目指しましょう。 |